本書は初めて児童家庭福祉を学ぶ、大学や専門学校の学生のために編集されました。
児童家庭福祉の入門書であり、社会福祉士養成に限らず、福祉現場で働く専門職の方、児童福祉全般を学びたい方にも、一定レベルの内容の提供を意図しており、実践・実務を深めるために手引書としても期待に応え得る内容となっています。
また、授業で使いやすいように内容構成を15回にわけ、それぞれの本文の後にその回のテーマに関連して、「さらに深く学ぶために」「参考文献」「学習課題」を示しています。
第1章 児童・家庭を取り巻く状況、児童福祉の展開
児童・家庭を取り巻く社会環境
児童・家庭福祉の展開
第2章 児童・家庭にかかわる法制度
児童福祉法の概要
児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)の概要
DV防止法及び売春防止法の概要
母子及び父子並びに寡婦福祉法、母子保健法の概要
次世代育成支援対策推進法、少子化社会対策基本法の概要
第3章 児童・家庭に関する手当の概要
児童手当法の概要
児童扶養手当法及び特別児童扶養手当制度の概要
第4章 児童・家庭福祉を担う組織・団体の役割と実際
児童・家庭福祉制度における組織及び団体の役割と実際
児童・家庭福祉制度における専門職の役割と実際
児童・家庭福祉制度における公私の役割関係
児童相談所の役割と実際
児童・家庭への相談援助活動の理論と基本
児童・家庭への施設と地域での援助活動