近年、医療・福祉・自動車・貴明製造工業等々、あらゆる産業分野のグローバル化から、技術立国を標榜するわが国の技術者には、より高度な技術力が常に要求されるようになってきました。
設計・製図の分野においても、手書きでは困難とされていた複雑な図形処理を行うべく、2次元CAD・3次元CADの利用技術を習得することが設計技術者に必要とされるようになってきました。
本書では、CADおよび手書きの製図のいずれにおいても必要な図面を読み取れる能力、JIS製図総則に基づく作図と物体を図面化する能力、すなわち設計・作図能力を養うための基礎となる図学(図法幾何学)を扱っています。
まえがき
第1章 平面図形
基本図形
円錐直線
インボリュート直線
第2章 投影法の種類
各種投影法
正投影法
斜投影法
軸測投影
透視投影
第3章 立体の相互関係
副投影法と回転法
第3角法による点、直線、平面の表示
点、直線、平面の相互関係
立体の相互関係
第4章 製図
立体から6面図の作図
第3角法の国際図記号
3面図から立体図の作図
製図法
製図法各論
投影法
断面図示法
省略図示法
寸法記入法
寸法補助記号
製図の要領
製図実習
表面性状表示法
材料の表示法
溶接記号
寸法公差とはめあい
幾何公差の図示方法
ねじの製図法
歯車の製図法
第5章 演習問題
第1章の演習問題
第2章の演習問題
第3章の演習問題
第4章の演習問題
第6章 資格試験出題例
機械設計技術者試験問題
CAD利用技術者試験問題
付録1 平成23年度機械設計技術者試験(3級,機械製図科目)出題例と解答
付録2 平成23年度後期CAD利用技術者試験(1級,機械)出題例と解答
付録3 第5章演習問題の解答