近年、医療・福祉・自動車・貴明製造工業等々、あらゆる産業分野のグローバル化から、技術立国を標榜するわが国の技術者には、より高度な技術力が常に要求されるようになってきました。
設計・製図の分野においても、手書きでは困難とされていた複雑な図形処理を行うべく、2次元CAD・3次元CADの利用技術を習得することが設計技術者に必要とされるようになってきました。
本書では、CADおよび手書きの製図のいずれにおいても必要な図面を読み取れる能力、JIS製図総則に基づく作図と物体を図面化する能力、すなわち設計・作図能力を養うための基礎となる図学(図法幾何学)を扱っています。